「e-Mobilityで稼ぐ力を提供する」テラモーターズ、EV拡大に向けたマイクロファイナンス事業開始

インド国内EV産業において、日系メーカー初参入

テラモーターズは、全てのドライバーがe-Mobilityをより手軽に購入し、ポストコロナにおける生活レベル向上が実現できる仕組み作りのため、合弁会社Terra Finance India Pvt Ltdを立ち上げました。

日本発のグローバルEVベンチャーとして、持続可能なモビリティ産業の基盤構築を目指す、Terra Motors株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:上田晃裕、以下テラモーターズ )は、本日、急成長を続けるインド国内の商用EV市場における購入サポートとなるマイクロファイナンス事業を推進する合弁会社、Terra Finance India Pvt Ltdを設立いたしましたことをお知らせいたします。テラモーターズにとって、現地パートナー企業である、Vedika Credit Capital Ltd(本社:インド ジャルクハンド州、代表Gautam Jain、以下Vedika)とのJV(ジョイントベンチャー)です。新産業であるEV産業のマイクロファイナンスの浸透には課題が多い中、弊社では、安全で利便性の高い事業構築を目指し、地域経済の活性化や地域課題の解決に貢献してまいります。

サービスの詳細はこちらより
URL: https://mecsynergy.com/terramotors/finance/

Terra Finance India Pvt Ltd
Movie URL:https://youtu.be/lntoBptLF_M

マイクロファイナンス誕生の背景

弊社では、インドにおけるラストワンマイル、田舎地域の交通インフラ拡充及び雇用創出のためにEV3輪を製造、販売して参りました。EV3輪市場は、貧困州(ビハール、ウェストベンガル、アッサム、ウットラプラデーシュ)が市場の7〜8割を締めています。(主要6州が、インド市場の全体)貧困州では、25万ルピー(38万円)以上するガソリンAuto、E-Autoを購入することが難しい環境にあります。

EV3輪は商用で、年間所得が5,000ドル以下の顧客層が主に収入向上のため購入しますが、車体価格は1,800ドル程と年収の3-4割の出費となり、ローンによる購買がサポート強く求められて参りました。(※)

インド EV

(※)インド市場の課題:EV3輪全体の潜在顧客層は、インド全人口の51.4%になります。その中でも、世帯年収が約3000ドルベースの層が、収入向上の手段としてEリキシャを購入します。しかし、車体購入費用は、年収の50%以上の支出となるため、ローン支援がないと購入機会を得られず、結果的に貧困のサイクルから抜け出すことが難しい環境にいます。

当社では、第1ステップとして2018年5月より、現地金融機関と協業し金融サービスを提供、それらとIOT技術を組み合わせ、稼働状況をモニタリング、リスク低減を測りながら、これまでローンを組めなかった弊社電動車の購入顧客層に対し、試験的なローン提供を実行して参りました。2020年5月、試験開始から2年が経過し、初期顧客の支払いが終了し始め、金融事業の収益性、将来性、社会性、加え、既存のEV事業とのシナジーを実感し、自社ライセンスでの金融事業を開始することを決定しました。

自社ライセンスでの金融事業は、第2ステップとして、IoTを活用した車両運行データと、現地金融機関と連携し収集する顧客層の金融データとを連携させることで、当社の顧客層への与信審査能力を向上させ、リスクの正確な判断が可能となり、金融サービスのアクセスの可能性を広げて参ります。

インド国内の急速なEV拡大を受け、今回、2018年より協業してまいりましたVedikaの持つ金融ノウハウと弊社のe-Mobility業界における強いブランド価値を活かし合弁会社設立に至りました。テラモーターズのe-Mobilityをより手軽に購入できる機会が拡大することによって、「稼ぐ力」の提供に繋げ、既存の金融サービスの恩恵を受けてこられなかった人々の生活改善と持続可能な交通インフラの発展を目指しております。

事業概要

Terra Finance の事業は、主に自社購入者に対し、車体購入サポートとしてローンを提供いたします。EV車体へIoTを標準装備として搭載し、運行状況のモニタリングを行い、稼働状況を把握することによって貸し倒れや支払い遅延のリスクを分析、事前に不良債権にならないようにアクションを行います。債務者が支払い不能に陥った場合、車体回収をより効率的且つ確実に行う事でリスクを最大限に抑えます。

Terra Financeが目指す目標:
1. リスク低減への徹底追及、車体とIoTデジタル技術による効率の向上
2. 共創型事業開発による、サービスの革新性向上と事業価値の最大化
3.インドの地域社会と繋がり、ポストコロナ後の社会問題解決

ローン対応エリアについて:
広大なインドにおいては、州によって顧客特性やEV購入補助金額など、様々な違いがあります。 そのため、サービス拡大の初期段階においては、エリアごとの事業者と業務提携協力体制を組み、テラファイナンス非対応エリアを効率的にカバーしております。

インド EV Terra finance
インド EV Terra finance

■Terra Motoes 代表取締役社長CEO上田晃裕のコメント

Eリキシャは、現在年間8-9万台の市場ではあるが、顧客層が低所得層のため、購入支援のための金融サービスが行き届いておらず、購入したいが購入できない、という層が潜在顧客として一定数存在していると考えております。それらの顧客にも届くようなマイクロファイナンス事業を構築し、市場全体の底上げ、及びコロナによって悪化した社会問題解決へ向け、よりよい生活の手立てとなるサービス構築目指しております。

■ Vedika Credit Capital Ltd 代表Gautam Jainのコメント

弊社では2018年よりテラモーターズのEV3輪へのローンを提供し、低所得層における雇用創出及び所得向上に、共に取り組んでまいりました。コロナの影響により、それらの事業価値は一層増していると感じています。今回の提携を通じ、テラモーターズのEV事業とインド事業へのコミットメント及びブランド力、弊社の金融ノウハウ、経験をかけ合わせ、事業の社会的価値を最大化させ、よりよい社会の実現を目指していければと考えております。

Vedikaは1995年の創業より、マイクロファイナンスの提供を通じて、主に小口ビジネスオーナーに対しての融資を通じて主に東インドにおけるインド経済の発展に貢献してきました。現在では、約1200億円の事業規模を持ち、小口ビジネスローン、二輪、三輪ローン、消費財ローン等、幅広く、主に所得の低い層向けに金融サービスを提供し生活改善の手助けを通じて社会問題の改善に取り組んでおり、東インドでは有数のマイクロファイナンス事業者となっています。

当社では、ポストコロナの事業環境を踏まえ、様々なステークホルダーと新たな価値を共創し、世界の貧困問題解決及び持続可能な交通インフラ構築へ向けて加速してまいります。

Terra Motors India Private Limited 概要

CompanyTerra Motors India Private Limited
Established on7th July, 2014
Managing DirectorAkhiro Ueda
AddressStesalit Towers, 8th Floor,Plot – GP,Block E-2-3, Sector V, Kolkata – 700091
ContactTel: +91-33-40908200
Mail: info.in@terramotoros.co.jp
Businesse-mobility and connected e-mobility business vehicle finance business
HPhttp://terramotors.in/finance

▼PR TIMES Press release
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000075648.html

■Terra Motors株式会社

設立日:2010年 4月
本社:〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目3番1号 幸ビルディング 9F 
代表者:上田晃裕
URL: https://mecsynergy.com/terramotors/

事業概要:テラモーターズは、「新産業を創造し、社会をより便利にする」ことをビジョンに掲げ、持続可能なe-モビリティのリーディングカンパニーを目指す、日本発のグローバルベンチャーです。EV車(電動二輪・三輪)の開発・製造・販売・アフターサービスまでの全行程を行い、「Eリキシャ」と呼ばれる電動三輪車における、インド国内シェアナンバーワン獲得。東京本社に加え、アジア3カ国に事業展開し、世界の低所得者層への就業機会創出、生活の向上と豊かな社会の実現に向け貢献してまいります。

<本件に関する問い合わせ>
テラモーターズ
広報担当:川原 真由子 Mail:info@mecsynergy.com

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