ESG経営とは
持続可能な発展実現への取り組み
私達の事業経営は、すべてにおいて、「持続可能な発展の実現」を念頭に行っています。なぜなら、私達は今後の企業に求められることは、事業に関わるすべてのステークホルダーとの共通価値の創造であり、それこそが、真の持続可能な成長に繋がると信じているからです。
それらの実現のため、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の要素を経営の根幹とするESG経営を基本とし、更に領域別に具体的な目標に落とし込んだSDGsをそれぞれの領域の意思決定に反映しています。
SDGsとTerra Motors
社会に必要とされる企業へ
私達の事業領域及び事業展開国では特に上記を意識した事業活動が強く求められています。テラモーターズは、事業成長を通じて、SDGsの17の開発目標のうち、10の目標達成に貢献し、よりより社会の実現をすべてのステークホルダーとともに目指します。
環境課題
現在、大気汚染を中心とした環境課題は全世界的に年々深刻化しており、早急な改善への取り組みが必要となっています。アジアでも、急激な都市化による交通渋滞による大気汚染、地球温暖化に伴う異常気象(洪水、熱波)は大きな社会問題となっています。
全世界で大気汚染が
原因で亡くなる人
420万人/年
世界でWHO基準値超えの
大気汚染の中で生活する人
91%
Terra Motorsが取り組む事業
テラモーターズは環境に優しいe-Mobilityを開発・販売する事で大気汚染への根本的な解決策を提供しています。今後も、ITなどの技術を活用しながら、インフラ整備、2輪、4輪への本格進出等、EV拡販により、快適な移動と環境に優しい移動の双方が成り立つような商品開発を行っていきます。
SDGs関連指標
貧困課題
先進国には物があふれる一方で、世界的にみてまだまだ改善の余地がある地域、人はこの世の中にあふれています。また、貧困は、健康被害、教育の不平等、犯罪率等、様々な問題の主因となっています。
私達は、事業を通じて、貧困撲滅に向けた根本的な解決策を発掘、実行する事により、すべての人が平等に機会に恵まれる世界の創出に向け、取り組んでいきます。
一日200円($1.9 per day)
以下で暮らす人
7億 3,600万人
世界の貧困層のうち
インドの貧困層の割合
1億 7,000万人以上
Terra Motorsが取り組む事業
インドでメインに販売しているEV3輪は、主にタクシー用途で使われており、これらのドライバーは、もともと人力リキシャで生計を立てた人で、電動リキシャに乗り換える事で所得増加が見込めます。テラモーターズはより品質がよく、安価な商品を提供する事でそれらの層の所得の底上げを図ります。また、今後は、マイクロファイナンスを活用し、より多くの人に所得増加の手段を提供できるような働きかけを行っていきます。
インド政府は、BOP層の貧困問題の抜本改革のため、「Mudra Yojana(Mudra=富、お金、Yojana=仕組み)」というスキームを展開しています。これは、ローンが受けられない低所得層への、貧困からの脱出支援を目的とした無担保のローンであり、EV3輪もMudraスキームの対象商品として、拡大を推奨されています。Terra Motorsはそれらスキームを提供する銀行とタイアップし、貧困問題の解決に取り組んでいます。
ジェンダー不平等課題
男女間の不平等な力関係は、発展途上国から先進国まで、世界中の国々に共通する課題です。人口のおよそ半分を占める女性が、男性と同じように社会進出をすることで、常態化する貧困や飢餓の撲滅に繋がります。
インドの女性労働力率は
世界平均を大きく下回る
19%
インドの女性の無償の家事
労働時間は男性の8倍以上
335分
Terra Motorsが取り組む事業
テラモーターズは、ビハール州をはじめとするインドの農村部など雇用機会の少ない州でも、EV3輪の販売・ローン事業を行っています。
就労機会の少ない都市でもビジネスオーナーになれる可能性を、インドの女性たちにも提供し、ジェンダー平等に貢献しています。
インドでは、高い経済成長が期待される一方で、女性の社会進出が世界基準から大幅に遅れています。女性を雇用面からエンパワーメントすることによって、インドの持続的かつ健全な成長に貢献していきます。